鉄の王キム・スロ

狗耶(クヤ)国は優秀な製鉄技術によって栄えているが、9つの村の部族長たちの合議制で成り立っていて王がいない国だった。
北方から来た子が王になるというお告げを受けた祭司長イビガは、乗った船が難破して流れ着いたチョンギョンがそのお告げに関係すると考え求婚する。
チョンギョンも自分の子が王になると信じ、イビガを受け入れてイジンアシを生み、王になる教育をほどこしていく。
だが、お告げの主はチョンギョンの前夫との子供で、難破で死んだと思われていたキム・スロのことであった。
浜で拾われたスロは鍛冶長チョバンの子として優秀な鍛冶職人に成長していく。
スロは自分が王になるなどとは思っていない。
だが、運命は彼に王への道を示し、数々の試練を与えていく。
やがてスロを中心に、自分が王になると信じるイジンアシと部族長のひとりテガン、ひそかに野望を燃やすソク・タレも加わって熾烈な戦いの幕が開ける。
さらに、アヒョ、ホ・ファンオクとの恋模様が物語に彩りを添える。