チェオクの剣

舞台は17世紀の朝鮮王朝時代。
幼い頃に家族を失くし、捕盗庁(当時の警察)の「茶母(タモ)」(役所の下働きの女性)として下働きをするチェオク(ハ・ジウォン)。
彼女は、その知性とずば抜けた武術の腕ゆえに、茶母でありながら、犯罪捜査の分野でも活躍していた。
そのチェオクが仕えるのが、地方長官の息子ファンボ・ユン(イ・ソジン)。
彼はチェオクを妹のようにかわいがり、二人は兄弟同然に育つ。
かたい絆で結ばれた二人だが、互いに秘めた想いを胸に抱きながらも、二人の間には決して越えることのできない身分の差という壁があった。
ある時、都を中心に偽銭が出回る事件が頻発する。
ファンボ・ユン指揮のもと、事件の捜査に加わったチェオクは、事件の陰に存在する大規模な賊集団の正体を暴くため、潜伏捜査を試みる。
そこでチェオクが出会ったのは、自由を目指して革命を指揮する頭領ソンベク(キム・ミンジュン)。
敵対する立場にも係わらず、何故か二人は互いに心引かれていく。