栗毛

1962年4月23日生

宮崎産

アングロアラブ(血量32.66%)

【戦績】73戦41勝 2着19回 3着5回 

【総収得賞金】2817万2000円

【馬主】田上 将行 → 中村畜産 

【生産者】尾崎 竹男

アラブ史上で最も偉大な名馬であり名種牡馬であったと言われている。
3歳の8月に園田でキイカチドキという名前でデビュー。4戦目からタガミホマレに改名した。3歳時は12戦して9勝を挙げた。
4歳時は春の銀賞(現・全日本アラブ優駿)を制し、65キロを背負わされた白鷺賞を2着、秋の銀賞(現・六甲盃)を6馬身差で勝つなど、20戦13勝、2着5回、3着2回の成績を残した。
5歳は67キロの新春賞、71キロの特別を制したが、疲れが出たのかその後2戦を敗退したあと、軽い重量で出走できる大井へ転厩した。しかしここでもスランプは続いたので、田上氏は種牡馬入りさせるつもりで、中村畜産にトレードした。しかし、園田に戻ったタガミホマレの体調が回復していたため、もう1年間現役を続けさせることになった。
6歳時は、69キロの地方競馬全国協会会長賞、56キロの兵庫大賞典、71キロのサマーハンデ、56キロの園田金盃などの重賞を制した。
そして7歳の2月の兵庫大賞典の2着を最後に現役を引退、種牡馬入りした。
種牡馬入りしてからは、年間種付け頭数(270頭)、通算種付け頭数(2907頭)、平均種付け頭数(138頭)、14年連続3ケタ頭数交配などの不滅の大記録を作った。産駒は1998年で全て引退し、資料が整理されている範囲での通算成績は1778頭が出走して1449頭が勝ち上がり、重賞勝ち馬は53頭。産駒の総収得賞金は112億5102万5000円、アーニングインデックスは1.20となっている。
代表産駒は、全日本アラブ大賞典を勝ち北海道の重賞を勝ちまくった名牝ミスダイリン、名古屋のシナノリンボー、南関東のエビタカラほか、兵庫では、タイムライン、マルキタオニオン、シゲキヨアラシなど全国の競馬場に活躍馬を送り出した。その中でも、タイムライン、シナノリンボーが種牡馬として大成功し、一大タガミホマレ系を作り上げている。
タガミホマレは1994年3月18日、老衰のため33歳で大往生を遂げた。