ブラックキャビア(Black Caviar、2006年 - )は、オーストラリアの現役競走馬である。

主な勝鞍に2011年のウィリアム・レイドステークスなど。オーストラリアの無敗連勝記録を持つ。

経歴
1歳時にメルボルンプレミアセールで21万ドルで落札される。
2歳4月にデビューすると、先行して早めに抜け出し、後続に決定的な着差をつけて勝つ、強い内容の競馬で連勝を重ねる。

最後まで追われる接戦となったのは重賞初挑戦だったデインヒルステークスのみであった。
G1初挑戦となったパティナックファームクラシックは4馬身差で勝利して8連勝。

国内無敗連勝記録に並ぶレースとして注目されたライトニングステークスも勝利して連勝記録に並んだ。

続くニューマーケットハンデキャップでは、58kgのトップハンデながらも、いつもと変わらぬ先行抜け出しで勝利。

ウィリアム・レイドステークスでは中団からの競馬となったが、残り200メートルで先頭に立って勝利した。TJスミスステークスはこれまでメルボルン地区のみでの出走だったブラックキャビアにとって初の遠征、初の右回りコースだったが、3番手追走から残り100メートルで抜け出して勝利した。

続くBTCカップでは3番手から残り200メートルで先頭に立ち、後続に2馬身差をつけて勝利した。

このとき、ノレン騎手はゴール到達前から左手の人差し指を立てて勝利をアピールしたため、レース後に罰金を課されている。
なお、ニューマーケットハンデキャップのパフィーマンスは、IFHAが発表するワールド・サラブレッド・ランキング(集計期間:2010年10月1日 - 2011年3月27日)にお
いて130のレーティングが与えられた。

スプリンターおよびオーストラリア調教馬として史上初のランキングトップとなった。また、タイムフォーム誌も、同レースに対して同国歴代4位の135のレーティングを与えている。
競走成績出走日競馬場競走名格頭数枠順人気距離馬場着順騎手斤量タイム着差1着(2着)馬
2009.4.18フレミントンハンデキャップ競走12101芝1000m稍重1着J.ノスク5356.635身(Kwassa Kwassa)
5.2コーフィールドブルーサファイアS1071芝1200m良1着J.ノスク57.51:09.766身(Demerit)
8.22ムーニーヴァレークロケットS531芝1200m良1着L.ノレン56.51:11.153 3/4身(Miraculous Miss)
9.5フレミントンデインヒルSG2921芝1200m良1着L.ノレン541:09.963/4身(Wanted)
2010.1.22ムーニーヴァレーオーストラリアSG2541芝1200m良1着L.ノレン531:10.182 1/4身(Here de Angels)
10.9コーフィールドスキラッチSG2821芝1000m良1着L.ノレン56.556.681 1/4身(Winter King)
10.23ムーニーヴァレーシュウェップスSG2621芝1200m稍重1着L.ノレン56.51:11.015 1/2身(Hot Danish)
11.6フレミントンパティナックファームクラシックG1761芝1200m稍重1着B.メルハム56.51:07.964身(Star Witness)
2011.2.19フレミントンライトニングSG1961芝1000m稍重1着L.ノレン56.557.203 1/4身(Hay List)
3.12フレミントンニューマーケットHG11171芝1200m良1着L.ノレン581:07.363身(Crystal Lily)
3.25ムーニーヴァレーウィリアム・レイドSG1941芝1200m良1着L.ノレン56.51:10.001 3/4身(Crystal Lily)
4.9ランドウィックT.J.スミスSG11171芝1200m稍重1着L.ノレン56.51:08:712 3/4身(Hay List)
5.14ドゥームベンBTCCG1861芝1200m稍重1着L.ノレン56.51:08:852身(Hay List)